「屋内遊具 家具の森」

今回のメインになるのは、屋内遊具「家具の森」です。子ども達が保育室にある家具の上を歩き回り、よそのクラスに遊びに行ったり、小さなスペースで戯れたり、時には大きな窓から遠くの山をぼっ~と眺める。考えただけでも楽しくなりませんか?

 

この屋内遊具「家具の森」を考えたきっかけは、2つあります。1つめは、40年以上も前になります。ある幼児体育の先生のサーキット遊びを見学した時の事です。サーキット遊びとは、色々なコースに置かれたマットや平均台、はしごや跳び箱を順番にこなして行く遊びです。その先生は、なんと、園庭に面して置いてある靴箱の上や倉庫の中にある棚板の上にはしごを掛け、その上を子ども達が歩けるようにしたのです! 日頃歩くことの出来ないところを歩く楽しさも相まって、子ども達は大喜び。

 

2つめは、ドイツの幼稚園で実習をした時です。そこの園は、各部屋に「中2階」の部屋がありました。その「中2階」に興味を持ち、色々と質問したところ、紹介してくれたのが「RAUM FUR KINDER(子どもの空間)」という「中2階」の設計の専門書でした。ドイツで作られた「中2階」の写真と説明が一杯です。いつか豊中文化幼稚園にもこのような楽しくわくわくできるような空間を作りたい!と思っていました。こんなことが重なり今回の屋内遊具「家具の森」ができあがりました。たくさんの登り口、大人が通れるか通れないかギリギリの通路(体の大きな人は本当に通れません)、10人ほどが集まって戯れるスペース、五月山や六甲山・飛行場を眺めることのできる窓、迷路のような梯子、このような仕掛けの中で、樹間を走り回るリスやサルのように遊ぶ子ども達。体重制限はありません(お父さんでも大丈夫)。園舎の基礎は、今回の「家具の森」の設計に合わせて計算されています。是非一度子どもになって「家具の森」を探索して下さい。新しい何かが見えるかもしれませんよ!